理には適っているが、日本人としてはちょっと心配になる。イギリスの医療制度はこんなんです。

  更新:2015/01/08

イギリスの医療システム

photo credit: Christiana Care via photopin cc

FLAT 23の住人Ayaka(@LadyBBA2014)です。

最近私の周りで風邪が流行ってます。
手洗い、うがいの励行を・・・ってことで、今日はイギリスの医療制度について書いてみます。

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太っ腹!医療費無料です!

日本のように3割負担だー、なんだー、そんなケチなことは言わないのがエリたん(女王)の国。医療費は全て税金で賄われています。

※薬代は自己負担ですが、子供と老人は無料。

いきなり専門医には診てもらえない

GP(General Practitioner)と呼ばれるローカルの診療所がありますので、調子が悪いと思ったら、まずはそこに行くのが第一ステップです。(事前に登録は必要)そしてそこで手に負えない・・・となって初めて紹介状を書いてもらい専門医に回されます。(急患の場合はA&Eと呼ばれる救急病院があります)

だが、その道のりが結構長い・・・

私の友達の義父は1ヶ月以内に手術しないと失明すると診断されたのに、手術は半年待ちと言われ、結局はプライベートの病院(私立病院)で手術してもらったそうです。あと昔知り合った日本人の友達は交通事故に遭って救急に運ばれたんですが、鎖骨が折れてるのに湿布だけの処置でそのまま返されたとか・・・ありえねーーー!

また、GPでの見落としが多く、末期ガンまで気づいてもらえない・・・なんていうケースもザラです。

タダより怖いものはないってか?!

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じゃあ私立病院に行けば良いって話だけど

私立病院、さていくらでしょうか・・・昔は医療保険に入っていたので、バンバン利用していましたが、請求書を見ると目玉が飛び出ます。

風邪で日系病院(日本人医師と看護師がいる病院。日本式の治療が受けられる)に行ったら、1回の診察(薬込み)で

200ポンド(約35000円)です。

私立は全て自己負担です。
すぐに診て貰えて、ケアも素晴らしい・・・あー、でも高い!!

風邪でこの額・・・じゃあ手術とか出産ってどうなるわけさっ!

実は私立と国立どちらでも出産を経験しました

もう何年も前なので、値段はさらに高くなってるかもしれませんが、私立病院で出産したときの費用は

1万2000ポンドでした(当時のレートで240万円!!ギャオス!!)

会社が良い保険に入っていたのと、緊急帝王切開になったことが良かったのか悪かったのか保険でかなりカバーされたので、自己負担は少なく済みました。

まず私立で産むなんて大金持ちかセレブだけなんですけど、当時は社畜でしたので、その点は本当に会社に感謝しております。ありがとう、あの時の会社。

ワタクシ、庶民派で売ってるので完全にイメージダウンなんですが、話のネタのために書かせて頂くと、ケイト・モスやポール・マッカートニーの元奥さんなんかもそこで出産されたようです。もう書いてて恥ずかしいわ。すいません。

普通はNHS(National Health Service/国営)で産むのが主流ですので、うちのようなな貧民家庭が出産するところではないことは確かです。

で、内訳なんですけど、詳しいことは忘れましたが、すごく覚えているのが、入院1泊1000ポンド(当時のレートで20万円)だったので、帝王切開だったのに5日で慌てて退院しましたw

でも今考えたらサービスは非常に良かった。ホテルのような個室、美味しい食事、授乳指導なども丁寧、赤ちゃんのお風呂もヘルパーが入れてくる・・・そんな感じでしたけど、日本じゃ当たり前のレベルですよね?たぶん。でもそれだけのサービスを受けようと思えばイギリスではこれだけのお金がかかってしまうのです。

一方NHS(国営)では・・・

一人目でセレブ病院なんて行ってしまったから、国営はパンチ効いてました。でも無料であそこまでやってくれるのはすごいこと。それはとても感謝しております。

デフォルトで大部屋です。当然ですが。確か8人部屋だったかなー。カーテンで仕切られただけの。

無料なんで、産んだらとっとと出て行けといわんばかりでして、自然分娩で問題がなければ

早ければ当日か1泊で返されます

びっくりするでしょw

逆にここにこれ以上居たくないって思える環境なんで、まあ良いと言えば良いんですがw

私は運悪く、産後に問題が発生いたしまして、2泊も入院・・・イヤだったわ・・・特に食事は産後のブルーをさらに加速させるくらいのそそられなさ・・・刑務所レベルだと思います・・・でも無料だから仕方あるまい・・・。

とは言え、無痛分娩であろうが帝王切開であろうが、無料ですから、それはすごいです。あとさすが移民が多いだけあると思ったのは、英語ができない患者の為の通訳サービスがあること。(要予約)しかもそれまでもが無料です。手厚すぎるやろう・・・だから財政難なんだと思うのですが。

友達はタイ語⇔英語の通訳やっていましたが、なんと、無料だからってキャンセルせずに来ない人もいるらしいのです!!アホかーー!!何の為のサービスなのか。こんなことしてるからガイジンは嫌われちゃうんだよ。完全に税金の無駄遣い。

話はずれましたが、個人的にはお金は少しくらいは払うから、もうちょっとマシにならんかな・・・っていうところですw

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まとめ

ざっくりとしか書けていませんが、いかがだったでしょうか。

日本の医療制度に慣れていると、イギリスのシステムは少し心許ないんですが、実は理には適っているんです。素人判断でいきなりお金のかかる総合病院には行けないので、税金を無駄にしない仕組みになっています。GPでの見落としは怖いですけどね。

NHSは不名誉な情報が多いですが、近所の友達はある重病と診断された時、自分のための医療チームが作られて、それはそれは手厚いケアを受けたと感激していました。こんな話もあるので、一概にダメだとは言い切れませんね。

結局は悪い噂ばかりだけが流れてしまうので、こう言ったポジティブな情報は目立たないってことかな。

というわけでイギリスの医療のお話でした。

追伸)
旅行者の方は必ず海外旅行保険入ってきてください。言わば、お守り代わりですね。

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コメント一覧

  1. 森村 より:

    初めて拝読させていただきました
    面白かった(?)です
    一番恐ろしいのは1ヶ月以内に手術しないと
    失明するのに半年待ちの話でした
    これ私立にかかるお金なければ手術できず失明してしまうのでしょうか?
    だとしたら日本的な考えからすると驚きです

    • Ayaka より:

      >森村さん
      初めまして。
      コメントをしてくださってありがとうございます。
      失明の話は本当に怖いですね。
      私立にかかるお金がなかったとき・・・想像したくないですが、失明したくなければ、お金かき集めるしかないですね。
      ですが、子どもだったら割と優先的に診てもらえる感じです。

      イギリスは医療費タダということで、無駄な医療行為は一切しないです。
      しなきゃいけないのに、追い返されるなんていうこともしばしば・・・闘いです。
      こういうのに慣れてしまうと、日本は手厚い分、色々無駄な薬を出されたり、過度な医療行為があるんじゃないだろうか?と疑うようになりました。
      どっちもどっちですが、患者のためになる処置をしてほしいですね。

      • 森村 より:

        コメント返していただきありがとうございます

        失明の件は驚きました
        日本在住なので実態はわからないので何ともいえないんですが。

        やっぱりイギリスでは無駄はないのですね
        そこは日本も少しは見習ったほうがいいのかなーと思いました
        日本でも大きな病院を紹介状なしで最初にかかるには追加料金が発生したり、医療の費用対効果の必要性が新聞に載ったりしていますし

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