人として大切なこと、忘れてはいけないこと・・・この歳になってさらに心に染み渡った松下幸之助の『道をひらく』

  更新:2015/01/08

松下幸之助/道をひらく

FLAT 23の住人Ayaka(@LadyBBA2014)です。

オッサン臭いけど、私は社長本とかビジネス書が大好物です。

昔、すごく身勝手な経営者(以下Bさん)の下で働いたことがあったので、果たして社長ってこんなんで良いわけ??と疑問を持ったことがビジネス書にハマる切っ掛けでした。(いやな切っ掛けw)

その時に買ったのが、パナソニック創業者の故・松下幸之助さんの『道をひらく』。
8年ぶりに読み返したんですが、珠玉の言葉がちりばめられすぎていて、もうどこを引用していいやら。
自分の経験と重ね合わせて、いいなと思ったところをご紹介したいと思います。

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大事なこと

ただ成果をあげさえすればいいんだというわけで、他の迷惑もかえりみず、しゃにむに進むということであれば、その事業は社会的に何らの存在意義も持たないことになる。

業績も大切ではあるけれど、果たしてそれが、お客さん、取引先、社員がみなハッピーなのかという話。
今思えばBさんの経営はめちゃくちゃでした。

業績悪化を補填するために無茶な見積もりで仕事をどんどん取る→残業、休みなしで社員疲弊→納品物が中途半端になる→取引先からクレームが出る

この悪循環。働いてる社員もただ仕事をこなしていくだけで、そこに愛とか思いが込められていない。込めようとしても、込められない状況だったな・・・ただ機械のように働くだけ・・・という言葉がピッタリでした。結局最後は会社は潰れて終わりました。

正しい方法で成果をあげなければ結局そうなってしまうということなんでしょうね。自分が何か始める時は関わる人が全て幸せになることを中心に考え、お金は後から付いてくるもんだ!っていう気構えが必要だと感じました。

岐路にたちつつ

いっさい何の不安もなく、危険もなければ心配もなく、したがって苦心する必要もなければ努力する必要もない、そんな境遇にあこがれることがしばしばある。しかしはたしてその境遇から力強い生きがいが生まれるだろうか。やはり次々と困難に直面し、右すべきか左すべきかの不安な岐路にたちつつも、あらゆる力を傾け、生命をかけてそれを切りぬけてゆく・・・そこにこそに人間としていちばん充実した張りのある生活があるといえよう。

これはもう幸之助にエールを送られてる気分です。

過去記事「ノマド、ノマドって何のことかと思ってたら、うちの夫のことだった件。現実厳しいよー。」に書かせて頂いたんですが、夫が去年独立しました。

幼子二人抱えて、これは私たち夫婦にとって大きな決断でした。きっと、うちの内情を知ったら、「よくやってるね」って誰もが言うと思います。それでも挑戦したかったのは、人間としての充実した生活を求めたからなんだなって改めて気づかされたわけです。

大変だけど生きてる感じはすごくします。そんなの嫌だっていう人も多いと思うけどw

いつか花開く日を待っています。がんばれ。

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ファンがある

ファンというものはありがたい。(中略)考えてみれば、私たちにもまたファンがある。芸能界だけではない。個人にも、お店にも、また会社にも・・・(中略)そして陰に陽に力強い声援が送られているのである。(中略)このありがたい自分のファンを、もっと大事にし、その好まれている自分のよさを、精いっぱい伸ばすようにつとめたい。そこに個人の、お店の、そして会社の繁栄の鍵がある。

自分のブログと重ね合わせていました。
ファンと言うか、読者さん、自惚れかもしれないけど、世界のどこかにもしかしたら私の書いた記事を楽しみにしてくれてる人がいるのかな・・・って思うと少し勇気が出る。
私は決して文章が上手じゃないし、まとめるのが下手で「何言ってんの?」な記事もたくさんある(恥)、だけどそれが良いと思ってくれる人がいるなら、この調子で書き続けてみようって思いました。

まとめてみます

1968年に発売された本なのに全く古さを感じないのがさすが経営の神様ですね。松下幸之助さんの人柄が分かる様々逸話は、心動かされます。(この本ではないですが)

経営とか仕事とか関係なく、色々気づきのある本です。
是非読んでみてください。

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