聞き流すだけで英語ができるようになると思っている人に読んでもらいたい。あなたが英語を話せない本当の理由。
photo by Stuart Miles
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イギリスで暮らし始める前、書店で買ったイギリス英語のCD付きテキストを買って何度も聞き取りなど勉強したものでした。そしてその後渡英・・・驚愕すべき現実とは?!
英語は誰が話すもの?
頑張ってイギリス英語のCDを聞き込んでいたのに、ロンドンで暮らし始めたらあーた!外国人(非イギリス人)だらけです。それもそのはず、ロンドンの人口の約半数強が外国人。白人のイギリス人の方が実は少ないというデータが。その上、英語が活躍するであろう買い物時もサービス業に従事する人のほとんどが外国人であることが多いです。賃金の安いサービス業はイギリス人には人気がないようです。(最近は日本でもそうなりつつあるのかな・・・)
ということで、頑張って聞き込んだキレイな発音の英語を聞く機会は滅多になく、色んなアクセントの英語が世の中にはあるんだなーとその時初めて実感しました。英語は何もネイティブスピーカーだけが話すものではありません。日本人が話すジャパニーズアクセントもれっきとした英語なのです。
英語ができる、できないも自分次第
イギリスに来たばかりの頃はカフェの店員さんが言ってる言葉さえも「???」。どう返していいかも分からなくて、サンドイッチを注文するだけでも私にとっては大冒険でしたw 全然分かってない私に「ハァ~」とか大きいため息をつかれたときは何度日本に帰ろうかと思ったか。でもよく考えたら、お客にその態度は失礼な話です。どっちが客じゃーーー!!!今だったらオバチャン力が活かせるのにとても残念ですw
結局のところ、英語ができる、できないって自分の評価次第なんです。
英語ができないと思う→完璧な英語しか通じないと思う→何も言わない(言えない)→相手は何を考えてるか分からない→イライラさせる
こういう負のスパイラルに陥るんですよね。
自分は英語ができると思っている人の場合はこうなります。
英語ができると思う→間違っても良いから伝えようとする→相手は完全に理解できなくても推測しようと努力してくれる→お互いハッピー
このようになります。
一般的に外国人は日本人のようにあれこれ気を回してくれたり、忍耐強い人が少ないので、結構最初は嫌な思いをすることが多いです。でもそれに挫けないで、毎回言えなくて悔しい思いをした会話は家に帰って復習する。これをいつも繰り返していました。
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英語は単なるコミュニケーションの道具
日本人が考える「英語ができる人」とはどんな人でしょうか。
大体思い浮かべるのが、ハーフやインターナショナルスクール出身の芸能人だと思います。彼らの話す英語はネイティブレベルです。しかし、実際はそこまで話せる必要はあるのでしょうか?「買い物に行くために車を運転したいだけなのに、F1ドライバーのライセンスは必要か?」みたいなことをどなたかが仰っていましたが、英語でも正にそう。完璧な英語は外国人には必要ありません。要は「自分の思いを伝えられるかどうか」そこが一番のポイントだということを知って欲しいです。
人のことは言えないんですが、本当にびっくりするようなアクセントで話す人は沢山います。でもそんな人たちに共通することは堂々と自信を持って話しているということ。訛りはどうであれ、伝えようという気持ちがあればだいたいは伝わると思います。自分で最初から英語をできる、できないを判断することは自分の可能性を摘んでしまうってことなんですよね。英語が上手になってから外国人と話そうとか思ってる人がいたらそれは絶対にやめてください。とにかく何でもいいから話す!話す!話す!何言ってんだコイツって思われても話す。そして言いたいけど言えなかったこと、伝わってなかったことを復習して、次はそこを間違えないようにする・・・これが大事だと思います。
まとめ
以下のことを心の片隅に置けば、これであなたも英語ペラペラ??
・世界には色んなアクセントの英語があることを知る。
・間違えを気にせず堂々と話す。
・頂点を目指さなくても、最低限の英語で十分だということを知る。
・失敗は次回の糧とする。
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