教科書や机がない?日本人がびっくりするイギリスの小学校のシステム。

  更新:2015/01/16

イギリスの学校

photo by Paul Gooddy

FLAT 23の住人Ayaka(@LadyBBA2014)です。
9月になってイギリスの学校では新学期がスタートしました。長い夏休みが終わり、すっかり現実に引き戻されている私です。

今日はイギリスの小学校の日本と違う点について書いてみたいと思います。

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※以下はイギリスの小学校(公立)のお話です。

教科書がない

もうこれには最初はびっくりしました。学校ではプリントなどやってるようです。しかも学校で勉強したノートやプリントは持って帰ってこないので、親がそれを見られるチャンスはペアレンツイーブニング(先生との面談)の時のみ。今日は何を勉強したかという詳しいことは親には分からないのです。うちの子供の学校では週1回宿題が出されるので、それで大まかにやってることが分かる程度です。
(もちろん年間のカリキュラムなどは分かります)

自分の机がない

日本のように1人1人の机がありません。5人くらいのグループになって大きなテーブルで勉強します。そのグループは学力別に分けられており、それぞれのグループのレベルに合ったプリントを配布されて勉強します。日本のように全員同じことを一緒にやらないので、教科書が必要ないのかもしれませんね。
このような感じで教えてるので、メインの先生以外にTA(ティーチャーズ・アシスタント)がいて、生徒たちのサポートをしています。

文房具を貸してくれる

日本のように筆箱持って行かなくても良いんです。持って行きたい子は持っていってるようですが。教科書も筆箱もいらないので、毎日持っていくのはお弁当と水筒、学校で借りてきた本だけ。学校給食を選んでいる子供さんだったらさらに荷物が少ないです。

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リーディングブック

教科書はないのですが、毎日「リーディングブック」と呼ばれる音読用の絵本を借りて持って帰ってきます。これもレベルが分けられていて、持って帰ってくる本が子供によってそれぞれ違います。

こちらがBook bandと呼ばれる本のレベルです。レベルは色分けされています。
What are book band? (Reading Chest)

同じクラスでも、できる子はどんどん先のレベルに進みます。親としてはそれを見るとちょっと焦ってしまうのですが、ただ読ませるだけでなくて読解力をつけさせる訓練でもあるので、英語の本だけに拘る必要はないですよと担任の先生からアドバイスされました。

まとめ

いかがですか?同じクラスでもそれぞれのレベルに合わせたを勉強をするっていうのは、日本で教育を受けてきた私にとってかなりショックでしたが、友人曰く、「落ちこぼれないようにするシステム」だそうです。ほほーん、なるほど。

そんな中、教育熱心なインドやシンガポールのお母さんたちはイギリスの学校のやり方が手ぬるい!!と小さいうちからKumon(公文はこっちにもあるんですよ~)に行かせてる傾向が多いです。

私がイギリスの教育で気に入ってるのは授業がクリエイティブな点。
歴史の勉強の時はみんな当時の服装(コスプレですね。これは親が結構大変w)で登校したり、みんなの前で何かを発表したりする機会が日本の学校より多い気がします。
またロンドンは人種のるつぼなので、世界には色んな言語や文化があるということを肌で感じられるのは、子供にとって良いことだなと思います。

私もできることなら小学校からやり直したいわ(笑)

追記)
イギリスの学校
イギリスの小学校で勤務されている日本人、山下桂世子さんのブログです。イギリスの学校について詳しく書かれているので、これからイギリスの小学校に通われるお子さんをお持ちの方は是非チェックしてみて下さいね。

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