【バイリンガル子育て】日本語教師が教える!海外で子供の国語・日本語教育。今すぐやるべきことはこれです。
こんにちは。
FLAT 23の住人Ayaka(@LadyBBA2014)です。
お子さんの勉強をみたことがある人ならどなたも経験があるかもしれません・・・以下、イギリスで暮らすオカンの叫びです。
同じように子育てしてるつもりだけど、その子の本質っていうのは生まれ持ったものだね。兄弟でも全然違う。上はよくできるけど、怠けもの。下はコツコツ型で完璧主義。上の子との週末の宿題は戦場である。親が子の勉強を見るのって本当に難しい。私だって優しいお母さんでいたいのよ。
— FLAT23 / Ayaka (@LadyBBA2014) 2016年5月22日
海外で暮らしていると、日本語に触れる機会は、当然ながら日本に暮らしている子どもに比べて圧倒的に少ないです。
そんな中で、どのようにすれば、日本人として認められる国語力が身に着くのか・・・自分なりに考えてみました。
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他力本願を今すぐ捨てること
私は思うのですが、素地がない子がいきなり教科書を始めても、その時点で後れを取っていると思った方が良いということです。
学校に行けばなんとかなる
週1回家庭教師が来ているから問題ない
日本語のクラブに定期的に通わせてるから大丈夫
こんな風に考えている人は、黄色信号です。
就学年齢になる前に、どれだけ日本語に触れさせてきたか。
絵本を読む、歌をたくさん聴かせる、一緒に歌うなど、何だって良いんですが、日本語での親子の時間を大切にしてきた人は、子どもが日本語を学ぶことに拒絶反応は起こしません。
ここをスキップしてきてしまったり、十分でなかったりすると、いざ勉強となると、たちまちついていけなくなってしまうのです。
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あなたの最初の先生は誰ですか?
私が日本語教師の勉強をしていたとき、講師の先生から
「あなたの最初の先生は誰でしたか?」
と唐突に質問されました。
これは幼稚園の時のM先生を出すべきか、小1のときのO先生を出すべきか・・・と悩んでたら、
あなたのお母さん(お父さん)でしょう。
と言われました。
全くその通りですね。
当然のことを言われたけど、この言葉は深かったです。
ですので、お子さんがいらっしゃる方はご自身が先生だという認識を持つべきかもしれません。
日本語を見聞きすることが少ない環境で、子どもを伸ばすには、自分がやるしかない!っていう強い気持ちが必要なのです。
宿題が勝手にできるようになるのは高学年になってから
ひらがな、カタカナ、漢字、短文、作文・・・とにかく量をこなさないことには、いつまでたってもダメなんですが、気を付けないとけないのは、そこに
親がちゃんと付き合っているか
というところです。
・親が確認すれば、字はきれいになる
・親が教えてやれば語彙が増える
・読み聞かせをすれば本好きになる
・本好きになれば、さらに語彙が増える
・語彙が増えると表現力がつき、作文が得意になる
こういうことです。
「宿題を早くやりなさい」とガミガミ言うよりも、
「一緒にやろう!」
という方が、お子さんもやる気に違いが出るはずです。
そして、忘れてはいけないことは、
できた時には、褒めに褒めに褒めまくること
ですが、これはできたときだけです。
「できた」と「頑張った」とは区別をつけないと、「これでOK」なんだと思うと伸びないからです。
とにもかくにも、親の見守りなしでは、一人で勉強は無理です。
5教科日本語で勉強している日本の環境にいないことを親は認識するべきです。
仕事や理由があって、お子さんの勉強を見れない人は、その分やってくれる人を見つけるべきでしょう。学校の授業だけでは不十分です。
低学年の時にやってきたことが柱になる
土台工事を適当にすると、欠陥住宅になると同じで、国語学習も同じことが言えるでしょう。
小学1年~3年が一番手がかかる時期だと思いますが、ここで挫けたら、どんどん後がしんどくなり、お子さんが日本語を勉強していくことを拒絶したり、自信をさらに失う結果になるでしょう。
だから今しかないんですよ。
毎週、鬼ババァ炸裂しながらも、子供の勉強に付き合っています。
いつか日本に帰ったときに困らないように、自分の強みになるように、何より自分の国の言葉で子供とこれからもずっとコミュニケーションしていきたい・・・だから、要するに根底は愛ですよ。
愛なくして、バイリンガルにならず!!
なのです。
おまけ:諦めることも時には必要
・日本に帰る予定がない
・子供が日本語の勉強に拒絶反応を起こしている
・親も子どもに付き合う気力がない
・とりあえず学校行ってくれてるだけでもいいか・・・と思っている
全て当てはまるこういう人に強くオススメしたいことは、
日本語を捨てる
です。
正直、毎週の授業や宿題に費やす時間を計算したら、その分、お子さんが楽しんで輝ける時間に投資すれば良いのではないかな?と思うのです。
また日本語に興味が出てきたら、その時は自分で勉強すればいい。
こうやって割り切ることは実は大切で、自分のエゴだけで押し付けることは、子供さんにとって良い結果を出すとは思えません。
Ayaka的まとめ
いかがでしたか?
海外に住んでいるけど、親が日本人だから、当然子供も日本語できるでしょう・・・なんて間違いなのですよ。
ハーフでバイリンガル(マルチリンガル)っていう人が多いですが、親子で色々とご苦労があったことだろう・・・と本当に思います。
今は大変だけど、お子さんが将来感謝する日が必ず来ると思います。
お互い頑張りましょうね!
うちは子供には日本語なんか教えてません。
もし将来,日本に住みたいと思ったら自分で勉強するでしょう。
私自身大人になってから外国に住みたいと思って外国語を学んだ訳ですから、子供にだって出来るでしょう。
子供には日本語なんか教える必要無いでしょう。