教える仕事に必要なこと。客観的な視点から見てもらってフィードバックをもらう。

 

こんにちは。
FLAT 23の住人Ayaka(@LadyBBA2014)です。

先日、アダルトカレッジでのオブザベーションがありました。
オブザベーションとは、マネージャー(私のボス)が私の授業を実際に見学し、私の教授法や生徒たちの反応を見て、授業内容を評価することです。

その評価を元に、良かったところ、改善すべきところなどを話して、次に繋げるというもの。

正直、誰にも自分の授業なんて見られたくないと思っていましたが、自分で気づけないことをたくさん教えてもらえるのがありがたいです。

色々と今回も気づきがあったので、書いてみます。

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生徒を主役に、能動的に。

まず、マネージャーに最初に言われたのは、

Ayakaは生徒を信用していなさすぎる

でしたw

単語の導入なども、手取り足取りという感じで、生徒は一方的に聞いているだけだ。
生徒は大人なのだから、もっと能動的に色々とさせていくのがいい。

例えば、単語を15個導入するとしたら、それをABCのグループに分けて、それぞれ単語を5つずつ調べてもらう。
調べた単語をお互いのグループで訊ね合うという活動を入れてみれば、

○○はどういう意味ですか?

など、実際に使えるフレーズを練習することができる。

とにかく、生徒が受け身にならないように、講師は生徒の活躍の場を奪ってはいけないって言われました。

自分はあれもこれもー!と必死で単語を導入しなきゃ!と考えていましたが、何も講師が一人で動き回る必要はなくて、生徒をうまく動かしていく・・・なるほどなー、と。長年言語を教えている先生は視点が違うなと改めて思いました。

ちなみにボスは、イタリア語、フランス語、英語、中国語、スペイン語など色々な言語が話せるマルチリンガルな人です。言語習得のプロフェッショナルですね~。

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ダイアログ音声は効果的に使う

教科書についている音声データですが、これも漫然と流して、リピートさせるだけで、特に工夫をしていないことも指摘されました。

これはリスニング?リーディングの練習?どっち?

と聞かれ、「どっちも」と答えたのですが、それだったら、もっとやり方があるよとこんな風な方法を教えてくれました。

音声を聞かせる前に・・・

1)まずはダイアログのキーワードを3つほど導入し、場面や状況を簡単に写真などで示す。

2)ダイアログについての簡単な質問を投げかけておく。
 例えば、「そこの場所はどこです?」、「何人人がいますか?」など

3)音声を聞かせる(1回目)

4)2)で質問した内容をもう一度聞きく。

5)音声を聞かせる(2回目)

6)具体的な質問をしてみる。

7)ダイアログの中のキーワードを虫食い問題にしたものを配る。

8)音声を聞かせて(3回目)問題に答えさせる。

ただ漫然と音声を聞いて、リピートしているだけ・・・今まで自分がやってきたことって何だったのかな?って思うくらい、この方法は画期的だなーと感動しました。

聞くときはやっぱりポイントに絞って、何を聞くべきか、どこに注意すべきかっていうことを、生徒に教えてやらないと、いきなり音声だけ流されてもねぇ・・・wまた一つ勉強になりました。

新しいツールをどんどん採用していくこと

古いやり方も時には大切ですが、やっぱり時代の流れに上手く乗って、授業をより効率的に、スムーズにしていくことが大切だということも教わりました。

私は自分の授業で使った教材や宿題はすべてクラウドにアップロードし、生徒たちと共有しています。授業を休んだとしても、そこでデータをダウンロードすれば、授業の内容はわかりますし、生徒はいつでもそれを見て復習ができます。

途中から入った生徒などは特にこのやり方は気に入ってくれていて、過去から遡って勉強しているようで、段々と他の生徒に追いついてきました。

今度は教材ビデオ作りとかもいいかなーとか思っています。

Ayaka的まとめ

個人レッスンしていた頃では絶対に気づけないことばかりでした。
やっぱりどこかに所属していると、色々とアドバイスがもらえたり、情報が共有できたりしていいですね。

色々とプレッシャーもありますが、自分が前進しているようで嬉しいです。
来週も頑張ろう。

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